自作の仕掛けを作る際、コストが一番かかるのが針ではないかと思います。特に、魔界と称される大手釣具店の針コーナーには多種多様の魚種毎の専用針が、きっちり定価で販売されていて、財布とにらめっこ。
エサ釣りで使う釣り針はもともとは4~5種類程度に大分類されているのですが、そこから派生した針は専用針を含めれば100種類以上になるのではないでしょうか。
ライトアジ釣りにおいて使用する針は、ムツ系統と丸せいご系統で分かれると思いますが、市販仕掛の多くはムツ針仕様が多いです。私は丸せいご系統を好んで使っています。
さて本題。
ライトアジ仕掛けのストック補充で針を調達しました。釣具店で針は滅多に購入しませんので、必然的にフリマやオークションを活用して旧品を購入する事に。
今回は、こちら!

「世界の釣鈎」マスタッドの丸セイゴ10号。ノルウェー製で販売元は大阪合繊株式会社。これ、現在の株式会社ゴーセンの旧社名。社名変更が1973年なのでそれ以前に販売されていた商品です。
出典はこちら、ゴーセンさんの沿革から。
紙パケ開封するとこんな感じ。
パチンコの景品のようなプラケースが綺麗に並んでます。

中もとても丁寧な梱包。昭和40年代のまさに高度経済成長期を象徴しています。発泡素材にカブトムシの蛹室のように4つに区切られていて、各4本ずつ。なので、プラケース1つに16本入ってます。今回、これを2箱(20ケース)分なので320本調達しました(釣り友の奥ちゃんに5ケースお渡ししてます)。
実物も気になるので、がまかつ製(旧パッケージ)の丸せいご10号と比べてみます。

まずは、正面から。

マスタッド製はケン付きだ。しかも、フトコロが平打ちになっとる!大きさ自体もがまかつ製より一回り小さいですね。

横から見ると、マスタッド製の方が軸が太いのがわかります。なんとなく、ヒネリも入っている気がしますが、これは平打ち部分が接地しているからそう見えちゃうのかと思いましたが。。。

ヒネリ入ってました!

今度は背中側。針のチモト(結び目が止まる部分)はマスタッドが随分と大きい。
今回は自分が生まれる以前に販売されていた針のご紹介でした。
ちなみに私はマスタッド製の針を以前から使っていたりします。
マスタッド製だとライトアジでは、ネムリセイゴ、シロギスには流線系統のカレイ針(赤)とか。大分類されている針でいろんな魚種を試して重宝してます。ヒラメ釣った時もマスタッドのネムリセイゴ。平打ちで強度が高かったのに救われました。